ミニチュア、フェイクスイーツをアクセサリーにしたいなら…お客様に納得いただけるクオリティかどうかの確認を忘れずに!

販売テクニック

ハンドメイドに求められるクオリティ

はい。ボンボンチェリーハイジです。
今日はハンドメイドアクセサリー、パーツをどこまで拘るかについてお話ししたいと思います。
このブログではハンドメイド販売初心者さんが、知っていたら有益だと思われることを、情報発信しています。ぜひ初心者の方、参考にしてみてくださいね。


今日のテーマについてお話ししたいと思います。
時々、アクセサリーを作っているクリエイターさんから、ご相談されることの一つでもあります。
「パーツをどこまで手作りするか」っていうことについて、お話ししますね。


私もアクセサリーを作っていますが、全てのパーツを私がゼロから作っているわけでは無いんです。
市販されている物を、組み合わせたり、くっつけたり。私自身は売られているものを組み合わせて、しっかりと着けたりして商品にしています。


中にはですね、例えばレジンですとか樹脂、あとは、うちのクリエイターさんでもいらっしゃったんですけれど、木ですよね。木をご自身で切り出したりとか、レジンの場合ですと型から抜いたりとか、そういう方もいらっしゃるんですけれども。時々、この議論あるんですよね。

どこまでが「ハンドメイド」か


「全部作って初めて手作りだ」って仰る方もいるし、もちろんね、「市販のものを人間の手で組み合わせて作ることもハンドメイドだ」って言う方もいて、私自身は普段は特に答えは出していません。


いずれにしても、例えば、皆さんがよくご存じの世界的に有名なファッションブランドであっても、量産品であってもね、人の手によって作られているものっていうのは、ほとんどである訳で。そこまで含めてハンドメイドっていうこともできるんですよね。

大事なのはね、私は販売する商品を、商品を預かって販売する側としてお伝えしたいのは、貴女のお作りになるものが、全て手作りしているっていうことが売りになる場合は、それをアピールしたらいいと思います。


うちのクリエイターさんでもいらっしゃいますけれど、素材ですね。ビニールの素材を、色の染め出しから行っているとか、あとは、パーツを樹脂でご自身でデザインして手作りしているとか、あとは、私の場合もフレームピアスっているのがあるんですが、フレームは樹脂を流して自分で型をとっているんですね。

だからこそ、柔らかく作れるっているものがあって、寝たりしてピアスが耳の下になっても、痛くない。そういう場合はね、手作りしているっていうことが、有効なんです。でも、必ずしも手作りが良いとは言えないっていうこともあります。

強度の重要性


何を言いたいかというと、実はね、私が歴代お預かりしているアクセサリーの中でも、やはり強度が劣るものがあるんですよね。市販されているものを使っていたら、もうちょっと違うのになって思うことも。強度がある程度あるなら良いんです。


市販のものに比べて、市販のものには劣るけれども、商品として耐えうる強度があるっていうんなら良いんです。けれど、往々にして手作りしているが故に強度が劣る、市販品より劣る。市販品より劣るのは仕方ないとしても、商品として成り立たないっていうほどのもの、結構あります。


クリエイターさんは何ヶ月も試作をして、例えば、私なんか指輪を、販売するまで実は自分が毎日着けて数ヶ月間、試着して強度を確認しています。
それでも実際には半年毎日つけて何ともなかったものが、3年たって接着部分が劣化したっていうこともあったりなんかして、ある程度時間をかけなければ分からないことってあるんですね。


でも多くのクリエイターさんは、割と、作ったものを、そんなにテストの期間を設けずに出してしまうということがあって。お店で販売する場合は、強度の弱さが故に、お客様からクレームまではいかないまでも、壊れちゃいましたとか、外れちゃいましたなんて言われることがあります。


なので、「ハンドメイドだから」っていうことで、全てのパーツを手作りしたいって頑張っている方、多いと思うんですけれど、そこは、やはり趣味かどうか。きちんとお客様に商品として出す場合は、やはり強度っていう、クオリティをきちんと考えてもらいたいんですよね。


ミニチュアには限らないんですけれど、とても、精巧に小さく作っているとか、本物に近いように食品サンプルのように作っているっていうことを、売りにしているクリエイターさんで、実は商品の劣化が激しいとか、強度が弱いっていう例も、かつて見ています。

必ずしも全てハンドメイドの必要はない


なのでね、商品を扱う立場としてはね、残念ながら、それはお客様に買っていただくクオリティではないっていう風に判断せざるを得ないものもあります。貴女が作ってそれを「すぐお客様に見ていただきたい、届けたい」って、お客様も「欲しい、すぐ出してほしい」っていうことも、あるとは思うんですけれど、やはりね、市販の物に比べて強度が劣る場合は、その辺は諦めて、一部市販の物を取り入れるってことを考えても良いと思います。


あくまでも、プロとして販売を考えている場合は、ぜひ、その辺を気を付けていただきたいな、と思います。なので、必ずしも、全てをハンドメイド、手作りする必要はないということを、店主としてお伝えしたいと思います。


中には、本当に拘って、素材を作っている方もいらっしゃるのも分かるので、そういう方は本当にテストして、繰り返しテストして、それから商品にしてくださいね。


東急東横線学芸大学駅徒歩2分ボンボンチェリーハイジの店では、私のボンボンチェリーハイジのアクセサリーの他に、約14名の国内外で活躍するクリエイターさんのアクセサリーですとか、服飾雑貨をお取り扱いしております。
作る方の参考にもなると思いますので、ぜひ、一度、見にいらしてくださいね。火水お休みです。
お待ちしております。

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