フロント商品の上手な使い方
はい、ボンボンチェリーハイジです。今日はですね、フロント商品を、具体的にね、お店で実践していて、上手くいっているという例を、お話ししますね。
このチャンネルはハンドメイド販売なさる方にとって、知っていたら有益であると思われる情報を発信しています。私自身もハンドメイド作家であり、東京都目黒区にありますボンボンチェリーハイジの店のオーナーでもあります。
そして、ハンドメイドで起業を目指す方のコンサルのお仕事もしています。このチャンネルはクリエイターさんの役に立つ情報を、販売の現場からお伝えしています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
「フロント商品」で呼び込み、「バックエンド商品」で利益を作る
あのね、えーとね、フロント商品とね、バックエンド商品っていうお話しを何回かしています。価格設定ね、単純に、単一の原価率であるとかね、単一のね、値段であるとかって、そういう販売の仕方というのってね、組み合わせだったり、フロントと呼ばれるものでね、お客様を呼び込んで、バックエンド商品っていう物を売ったりとか、そういうお話しを何度かしています。
価格設定っていう再生リストを見ていただくと、間違いなく参考になると思います。商品を販売する、何かを売るって言う方はね、この辺をね、ぜひ知っておくと、良いと思います。
特にハンドメイド作家さん、中々、こういう情報をはっきりとお伝えする人が少ないというかね、聞く機会も、中々ないと思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
えーとね、今日はね、えーと、普段ね、親交のあるクリエイターさんとやり取りで、ちょっとお伝えしたら良いかな~と思うお話しをしますね。実際にね、店舗でフロント商品を販売していてね、それがすごく上手くいっていて、実際にどのようにね、商品を組み立てているかっていうね、お話し、参考になると思います。
お客さんを呼び込む「フロント商品」
このお話しね、前にもしていて、実はね、ハンドメイド業界とは全く関係無いんですよね。私の知り合いの、これね、お名前はちょっと出さないんですが、出せなんですがね、トンカツ屋さんです。
もともと、銀座ですとか、都内他にもいくつか、あと横浜のほうに何店舗か、全部で7店舗?8店舗かな?今。お持ちのね、オーナーシェフっていうのかな?ただね、今、ご自身は作ってらっしゃらないんですね。今、ご自身は経営の方だけで。
お子さんたちに、もう任せていたりしていて、とても素敵な社長さんなんんですけども、何が素敵かっていうとまた違う機会にお話ししたいと思います。
この方が一番最初に店舗を出すときに、どのようにお客様呼び込んだかっていうのかを、フロント商品の説明のときに、一度、お話ししていますが、聞いたことあるっていう方、ちらっとね、聞き流してくださいね。
この方ね、もともと、和食の料理人さんで、でね、東京にね、確かね、学生の時に、高校卒業してすぐかな、出て来て、そういうね、大きな、大手の定食屋さんに最初ね、そこで見習いみたいに入ってね、勉強するんですよね。
それで職人さんになって独立するんですけれど、独立するときに、最初はね、当たり前ですけれど、開業資金とか、それほどないので、たまたまね、えーとね、都内のターミナル駅から歩いてね、20分くらいのところって確か聞きました。
ちょっとね、駅からは遠いんですよね。そこは居抜きの物件が空いたそうなんですね。座敷で50席とれるってきいてます。この50席で居酒屋をね、出すわけです。
腕に自信もあってね、すぐね、お客様にね、いっぱいになる繁盛店になるっていう風に、その方は思ったんですって。でね、オープンしました。
これがね、全然目が出なくて、本当にね、全然お客様いらっしゃらなくってていうのが何ヶ月も続いちゃったんですって。その方が駅の近くね、まあ、都内のターミナル駅なんで、お店たくさんあるんですね。そこにちょっと研究がてら、色々お店入ったそうなんです。自分と同じようなね、業態、形態のところにね。
そしたらね、当時、その辺で同じ形態の所で出されていた、お通しですよね、お酒を注文した方に、出てきますよね、最初、出てきますよね、おつまみみたいなの。それがね、大体ね、4百円、相場4百円で出てくるんだけど、全然ね、美味しくないんんですって。
全然美味しくないので、そこにヒントを得て、美味しくなくて、食べたくないものを、注文してなくても、特に食べたくないものが出されちゃうので、それがね、美味しくないなって思って、そこでヒントを得たそうです。
フロント商品は赤字でも、利益が出る仕組み
で、どうしたかっていうと、彼は、6百円のお通しを出しました。でもね、何とね、その6百円の原価がね、原価っていうか原材料費ですよね、単純に、原材料費が8百円かかっているそうです。
当時ね、近隣の、都内のターミナル駅の、近隣のお寿司屋さんを超えて、一番良いね、マグロを仕入れたっていう風に聞いています。でね、それで山掛けをつくってお通しにしたそうです。
6百円とお通し、近隣のお店に比べて、駅近のお店に比べて2百円も高かったんですけども、原材料費やなんか8百円もかかっていて、近隣のお寿司屋さんよりも良いマグロを使っていて、あっという間に評判になって、あっという間に50席が満席になるようになったって聞きました。
でね、この社長さんは色々徹底していて、店舗をね、最初借りるときにね、わざと駅から遠いところを実は選んでいるんですよね。もちろん、腕に覚えがあったんでっていうのはあるんですけれど、でも家賃が安いからですよね。
でね、例えばね、お給仕しやすいように、50席の座敷なんですけれど、アルバイトとかね、女の子たちがね、お給仕しやすいように、衝立をね、付けていないとか、色々な工夫があるわけです。徹底している訳です。効率を求めて。
でね、職人さんであって、和食の職人さんであって、腕にはもちろん自信があるんですけども、山掛けはフロント商品であって、こればかりで商品構成していたら、商売として立ち行かないわけですよ。でね、この辺のバランスが上手いわけです。
競合店との差別化のポイント
フロント商品で、フロント商品は単体で売ったらね、赤になってしまうような、原材料費であってもね、結局、そのほかの物を買っていただく、お酒を飲んでいただく、ということでね、利益を出すわけです。
で、この社長さんは順調にいって、あちこちの良いところにお店を次々と出して、のれん分けをしてっていう状態なんですよね。でね、私が、初めてお店に伺って、トンカツ、いただいたときに、とっても美味しかったんですよね。
でも、値段はそんなに高くないんです。定食が3つあるだけで、全然ね、バリエーションがないんですよね。そして駅からは、そんなに近くないんですよね。でね、あの、えーとね、近隣の方が中心な訳ですよね。
もちろんね、今では有名店になったので、遠くからいらして、町が必ず、町が出ているっていうくらいになったんですけれど、メニューや何かがシンプルなんですよね。
トンカツだってね、美味しいけれど、もちろん、美味しいけれど、トンカツ美味しいとこ、いっぱいありますよね。でね、どこでね、差別をするか、区別をするかっていうことで、他のとんかつ屋さんと違うところっていうのかな、とんかつはどこのお店でも大抵美味しくて当たり前なんですけれど、そのとんかつ屋さんの場合は、ご飯がメチャクチャ美味しいんですよ。
トンカツはね、まあ、これ言っちゃ、内緒っていう、ここだけの話にしていただきたんですけれど、トンカツはね、最初の山掛けのように捉えていなくって、ごくごく普通の、近隣のお店とレベルのトンカツにわざとしているそうです。
さらに良くすることも、良いお肉を仕入れることもできるんですけれど、あえて、それはしていなくて、お米に拘っていると言っていました。なのでね、これね、本当に、えーとね、原価率の、原価率の違うものの組み合わせで利益を出しているっている例を、お話しをしているんですよね。
様々な原価率・商品の組み合わせで利益を出す
なおかつ、そのお店の場合は、3パターンしかないので、お客様も迷わないのと、あとはね、作る側が、あの~、簡単っていうかね、たくさん、たくさん、あるよりかはね、習得するのがね、覚えるのに簡単だし、材料もね、ロスを出さないっていうことを徹底している訳です。
なのでね、これはね、この社長さんのお話し、経営のね、仕方、経営方針とか聞くとね、本当に面白いし、本当にためになるので、いつかどこかで、この方、まあ、本を書いたりね、何かでレクチャーしてくださったりという機会をもうけていただきたいと思うんですけれど、この方は本当に温厚な方で、前へ前へという方では無いんですよね。
ただね、順調に商売が、本人はね、ご自身の運が良かった、色んな波に乗れたって仰ったけれども、それは運をひっぱってくるだけのアイディアと行動力があったと私たちは考えています。
なのでね、今は、漠然と、何となく、フロントとバック、そのほか、原価率の違うものでね、組み合わせて原価率を出すって言うお話ししましたけど、機会があったら、ぜひこの方ご紹介したいと思っています。
ただ、ハンドメイドとは関係ないので、でもね、商売ってこういうことだって、販売はこういうことだっていうことを、覚えて帰って下さいね。
東急東横線学芸大学駅徒歩2分、ボンボンチェリーハイジの店では国内外で活躍するクリエイターさんの商品と、私の日本一邪魔になるアクセサリーを販売しております。私はハンドメイドで起業したい方のコンサルのお仕事もしています。
ご興味ある方、ぜひね、ご連絡ください。概要欄、見て下さいね。お待ちしております。