100均グッズを使う時の注意点
はい、ボンボンチェリーハイジです。
今日はもしもあなたが趣味から抜け出したいなら100円グッズを使う時の注意点についてお話したいと思います。
これから販売をしたいと考えている方の中には、いわゆる100円ショップで売られているものを材料としている方もいらっしゃると思います。
今は本当に商品のバリエーションもひと昔・ふた昔前と比べるとあって、魅力的なものも多いと思います。
趣味で100円グッズを使ってそれを材料にしてアクセサリーを作るとか、ちょっとした雑貨を作るとか、調味料入れを入れるような入れ物だったり、ちょっとした飾り棚のようなものを作るような方もいらっしゃるようです。
考え方は2つあって、「100円グッズ、100円ショップで売られているものを使ってこんなに素敵なものが出来た、こんなに便利なものが出来た」という見方と、「100円グッズで売っているもので作られているんだぁ」という、2つの見方ができると思うんですね。
これはあくまでも趣味であなたが発信したい場合とか、「100円グッズの商品でこんなに素晴らしい、100円グッズを使ってこんなに部屋が美しく飾れます」という「100円の商品を使って、こういう風にいいことありますよ、便利になりますよ。」ということを発信する方は、今日の私のお話とは関係ないんです。
それはそれでいいんです。
ニーズがあって、私なんかも、そういう人の情報を見たり、テレビで見たり、何かで読んだりして、冷蔵庫の中とか、下駄箱の中とか、「こんな風に片づけたら靴が倍入る」だとか、「冷蔵庫がこんなにすっきりんするんだ」というのは、いいんです。
むしろ、どんどんやっていただいて、いいんです。
100均グッズが値上げできない原因になっていることも
貴女がもしも「趣味から抜け出したい」、「これからきちんと広く不特定多数の人に売って、知ってもらいたい、買ってもらいたい」と思った時に、実はこの「100円ショップで材料を買っている」ということがどういうことなのかということを考えていただきたいんです。作ることが得意な人は、これ、特に気を付けていただきたいんです。
「100円グッズを使って、こんなにできました、こんなに変化させました」と、きっと作ることが上手だったり、アイディアに溢れているような人というのは、それを出来るし、出来たものがなかなか本当に大きく変化したり、良かったり、素敵だったりすることがあると思うんですね。
さっきも話したように「100円グッズを使って、こんなに良くなりました」ということが売りの人以外は、ある意味、お客様は「それ100円のショップで売られているものなんだ」と思うわけです。
でね、中にはね、「100円ショップで売られているものを使って、この値段なんだ」と感じる人もいるんですよね。
そしてあなた自身も、「これ、100円ショップで買ったものだから、値段は大体この程度だろう」という風になってしまわないとも言えないんですよ。
これがね、あなたが値段を上げられないとか、値付けに困るとかっていることの原因の一つになっているかもしれません。
ストレートに言ってしまうと、お客様の中には、「原材料100円ショップのものなんだ、安かろう悪かろうじゃないの?」って印象を持つ方結構いらっしゃると思います。
貴女が売るものにも関係していると思うんですけれど、例えば私の場合アクセサリーですけれど、100円ショップでもアクセサリー自体が売られているんですよ。
ちょっとしたイヤリングやピアスとかネックレスとか、あとは、ファストファッションのお店で数百円とか千円・二千円でアクセサリーセットだったり、ピアスやイヤリングで売られているんですよね。
そういうところが安くできるのは、大量に作って大量に売っているからなんですよね。
もちろんね、ひょっとしたら原価は100円ショップで買うようりもかかっていない可能性も高いんです。利益を出すためにね。
だから、私が言いたいのは、100円ショップのものを使うなといっている訳ではないんです。決してね。
パーツを仕入れたり、スノコをばらして端材を使って木の物を組み立てるような方もいらっしゃると思うんです。
それをご自身でホームセンターや東急ハンズのようなところに行って買うのと、値段的にどうなのかというのは、出来上がった商品をぱっと出されたら、おそらく、素人というか多くの方はね、明確に区別がつく人は少ないと思うんです。
パット見て「これ絶対に100円ショップのものだ」と言い切れる方は少ないと思うんです。
お客様が受け取る印象が大切
なので、貴女が売るもののイメージなんですよね。
わざわざね、どうしても作るのが得意だったりする人って、うれしくって、ブログとかインスタあなたが発信するものに、「100円ショップのものを買いました、それで、こんなにすごいものができました、こんなにアクセサリーに変化することができました」と言ってしまうんです。
いいんですよ、いいんですけれど、ね。
あなたがそのアクセサリーを売るときに、お客様がどんなふうに思うかまで考えなければいけないんです。
何故こんなことを言うかというと、それをなさっている人が多いなってことと、受け取るお客様の印象まで考えているのか、と疑問に思うことがあって。これは趣味を抜け出したいという方には、ぜひね、お客様が受ける印象のほうを大切にしてほしいということをお伝えしたかったんです。
繰り返します。
100円ショップで売られているものを使っちゃいけないというわけじゃないんですよ。
おそらく問屋なんかで仕入れるものよりいいものもあるはずです。
質が良かったりとか、デザインが良かったりとか。
いいところは活かしつつ、だからといってお客様の目に触れるところに「100円グッズを買っています、100円で買ったものを使っています。」と言うことはないというこです。
なので、嫌な言い方をすると承認欲求なのかなと思うんですけれど、「私こんなのできちゃった!できちゃった!!」という風にアピールをすることが、貴女のお商売にどういう影響を与えているのか、それがいい影響なのか、ひょっとしたら逆のことになっているのか、というのをちょっと考えて見るといいと思います。
東急東横線学芸大学駅徒歩2分ボンボンチェリーハイジの店の目の前がなんと大きな100円ショップなんですね。
そこにいらした方が、うちのお店の方をふっと振り返って、「あら、こんな店あるんだ」と思って入ってきてくださる方、多いんです。
なので、私も私の娘も毎日のように通って買っていますし、お世話になっています。
繰り返しになりますが、100円ショップのものがダメって言っているのではないんですよ、100円ショップのものを使って材料にしているということが、どういう印象を受けるかということを考えて欲しい、趣味じゃなくて販売をやっていきたいと思っている人に、ぜひこれを考えていただきたいと思います。
ボンボンチェリーハイジの店にもいらしてくださいね。
お待ちしております。