価格の低さがハンドメイダーに与える影響
はい、ボンボンチェリーハイジです。今日はですね、ちょっと聞いたら辛くなっちゃう人もいるかなって思う話です。「貴女が値段を引き上げられないと、他に困る人が出てきますよ」って言うお話しです。
このチャンネルはハンドメイド販売なさる方にとって、知っていたら有益であると思われる情報を発信しています。私自身もハンドメイド作家であり、東京都目黒区にありますボンボンチェリーハイジの店のオーナーでもあります。
そしてハンドメイドで起業を目指す方のコンサルのお仕事もしています。このチャンネルは販売の現場からクリエイターさんの役に立つ情報を発信しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
あのね、とてもね、デリケートな問題で、このことについて話すのは、私自身ね、2回目です。過去にこの動画で話したかどうか覚えていないです。
なかなかね、これ言うと嫌われちゃうので、ただ、こういう側面があるので、私はこの業界をね、もうちょっと良くしたいなって思った時に、ここ変えるポイントだなって、いつも思っています。
でも、これをね、直接話して中々受け入れて下さる方が少ないので、私自身ね、話すのを、ためらわれることなんですけれど、でもね、そろそろ時期として良いかなと思うので、お話ししますね。
売れば売るほど赤字になる人気作家もいる現状
これだけね、ハンドメイド販売なさる方が増えてきて、ハンドメイドってね、クラフト白書っていうのかな?によると、2018年の数字ですけれども、もう8千億円市場超えているんですよね。それで、ハンドメイド作家さんが、ものすごい数たくさんいらっしゃるっんですよね。
なのでね、ライバルがとても多いんですけれども、実際にね、きちんとね、売上げを上げているっていう状態の方、一割いないんじゃないかって言われています。でね、その時に、まあね、色んな問題ありますよね?
元々ね、趣味でスタートして、中々ね、あの、販売、マーケティングなんてこと自体ね、勉強する機会もなかったっていう方がほとんどだと思うんですよね。
皆さん、各々職歴っていうか、お商売したりね、お商売っていうか何処かへお勤めしたりね、販売の経験ある方、いらっしゃると思うんですけれど、ご自身一人でなさる、えーっと個人事業主であれ、ご主人様のね、配偶者控除も受けているような人でも、自分のブランドに関しては、自分自身が経営者、トップな訳ですよね。
で、そこ、トップになったときにね、心構えだったりとか、お金の動きだったりとか、何も分からないまま、そういう状態になってしまう人がほとんどだと思うんですね。なので、色々ね、不都合な問題が起きていたりする訳です。売上げに皆さん苦しんだりして。
でね、そのね、よく値段が引き上げられないとかね、利益率の低さ、原価がね、メチャクチャかかっていて、売れば売るほど赤になるとか、実は本当に売れっ子さんと呼ばれている方の中にも沢山いらっしゃるんですよね。それどうなのかな?って私、思っているんですけれど。現状はそんな感じです。
低価格が業界全体のマイナスになっている
でね、値段がね、引き上げられないって方はね、ご自身の問題である場合は良いんですけれど、実際にね、それね、よその人の迷惑になっているっていう状態があるっていうことを今回お話ししますね。
例えばね、ここね、東急東横線学芸大学駅のすぐ近くの商店街の中のお店なんですよね。でね、ここね、商店街、お店ね、220店舗もあって、まあ、食べたり飲んだりするところも沢山あるんです。
でね、ラーメン屋さんも結構あるんですよね。私が大好きなラーメン屋さんもあったりして。このラーメン屋さんて、大体このあたりって、値段、大きく変わること無いんですよね。850円前後から高いものでも、全部のせとかしても1,200円いかないんじゃないかな?大体それくらいなんですよね。
各々ね、色んな味が楽しめて美味しいんですけれど、評判のテレビで取り上げられるようなお店もあったりして、ラーメン好きさんにぜひおすすめの街なんですが。
貴女もね、学芸大学の商店街でラーメン屋営んでいるとしますよね。大体皆さん、よそのお店と同じくらいの価格帯で、でね、そこに、新しいラーメン屋さんがね、出来たとします。そのラーメン屋さんはね、土地もね、自分の土地、なので賃料はかからない。
でね、どういう訳かね、豚や牛を飼っている親戚とかがいて、豚肉も牛肉も安く手に入る、そしてね、製麺所、製麺所も何かね懇意にしている製麺所って普通のラーメン屋さんの3分の1とか5分の1で麺を卸してくれる、人件費もね、普通はかかるところ、何故かお友達が皆ボランティアで働いてくれて人件費かからないみたいな。
店主がもう若くてバリバリ働いて、寝ないで働いても苦じゃないし、自分自身の労働の対価なんかも必要としてない。もう自分はただ働きでも良いんだ、みたいな状態で、出されたラーメンがそこそこの味でね、貴女のお店の3分の1、5分の1とかね、価格でラーメン売り始めたとしたら、貴女どうですか?
貴女だけじゃなくてね、近所のラーメン屋さんね、みんな本当に困ると思うんですよね。味がね、そこそこ同じだったりしたらね、多くのお客様そっちへ流れちゃう訳です。
ここで、何が起きるかっていうと、さらにね、価格がね、安くする、ラーメン屋さんが出てくる、で、それがね、出来なくて廃業する人たちも沢山出るはずなんですよね。
価格競争に巻き込まれて値上げできない
で、ブランディングして、例えば、850円のラーメンがこの辺に多いなって思ったら、もうそこからね、さらに安い350円だの500円だのっていうラーメンが出てきちゃったら、自分たちは価格では勝負できないなってなったら、もうね、良い食材使うとかね、ちょと違った作り方、ラーメン分からないですけれど、価格帯を今度引き上げて、2,000円のね、何か海鮮ラーメンとか、3,000円のふかひれラーメンだけでいくとか、しないと、戦えなくなっちゃうんです。分かりますか?
ハンドメイド業界では、これが当たり前に起きているんですよね。それね、ホビー白書によると、現在ね、ハンドメイド作家と呼ばれる人、2千万人前後いるって言われているんですよね。スゴイ数だと思いませんか?
minneさんに登録者数が40万人を超えています。そういった方たち、みんなライバルなんです。で、あの~、まあ、そういう通販サイト見ていただくと分かるんですが、大体皆さんね、値段が似たり寄ったりなんですよね。
これね、安~いラーメン屋さんが商売できちゃうとね、皆そっちに習っちゃっているんですよ。そこと勝負するのは避けなければいけない。結局、価格競争に巻き込まれていて、中々ね、自分が上げられないっていう状態になっているんですけど。
低価格が業界全体を苦しめてしまう
でね、今この貴女が、既存のね、ラーメン屋さんで、後から出してきた人たち、すごい安い値段で乗り込んできたっていうお話しをしましたけど、実はね、このお話しが何時もしにくいのは、「この後から乗り込んできたのが、貴女じゃありませんか?」っていうことが言えるので、なかなか、このね、お話ししにくいんですよね。
私のね、クライアントさんであればね、バシッとお伝えできるし、こんなことは絶対に、利益を出すということはね、出来ないので、あの、止めさせますけれど、まあね、多くのハンドメイド作家さんはね、色んな理由から、自信が無いとかね、経験が無いとか、後周りがこうだからとか、さまざま理由をつけてね、低い価格でスタートする訳です。
それがひいては実はね業界を脅かすほどの、状態をね、産みかねないっていうことになっているんだよって、実はハンドメイド作家さんたちには知って欲しいという風に、いつも思っています。でも本当に今の日本と同じ状況ですよね。アパレルもね、皆、こうなっちゃったんです。安い縫製のね、安い物しか作れない、それを買う。
だからね、今の若い人達は、良い作りのね、素敵なお洋服を知らないできちゃって可哀そうって、こないだ、あるモデルさんが呟いていましたけれど、呟いていらっしゃいました。
だからね、貴女が作っている物に自信がある、良いものだと思うんであれば、値段をね、きちんと引き上げないと、同業の人たちも苦しているんですよっていうことをね、お伝えしますね。
東急東横線学芸大学駅徒歩2分、ボンボンチェリーハイジの店は、国内外で活躍するクリエイターさんの商品の他に、私の日本一邪魔になるアクセサリー販売しております。あとね、コンサルのお仕事もしています。なのでね、分からないことがあったら、ぜひ、お問い合わせくださいね。お待ちしております。