かなり上級者向け。16分あります【マーケティングの弊害】ハンドメイド作家がマーケティング概念を表面だけさらう危険についてお話します。

販売テクニック

上級者向けマーケティングの考え方

はい、ボンボンチェリーハイジです。今日はですね、上級者さん向けです。今日のテーマはね、ハンドメイド作家がね、安易にね、マーケティングを取り入れると、危険ですよっていうお話しをしますね。


このチャンネルはハンドメイド販売なさる方にとって知っていたら有益だと思われる情報を発信しています。私自身もハンドメイド作家であり、東京都目黒区にありますボンボンチェリーハイジの店のオーナーでもあります。そしてハンドメイドで起業を目指す方のコンサルのお仕事もしています。このチャンネルはセレクトショップ販売の現場から、クリエイターさんに役に立つ情報を発信しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。


あのね、今日はね、今日はね、あの~、まあ、上級者さんです。上級者さん、もしくは、本気でスタートしたばっかりの初心者さんでもね、本気でビジネスとしてね、捉えたいっていう方向けにお話しします。だから、ちょっと難しくなるかもしれません。予めご了承くださいね。

まず1番大事なのは「売り方」


今日のテーマはね、ハンドメイダー、個人のハンドメイド作家が、今ね、よく言われている、マーケティングということにね、安易に取り入れることが危険ですよっていうことについてね、お話ししますね。先にね、マーケティングをざっとお話ししますね。


あのね、普通ね、今までマーケティングというとね、企業の活動なんですよね。企業が市場調査だけではなくてね、市場調査、ターゲティング、製造、宣伝、販売、流通、全部含むんですよね。それをマーケティングっていうんですけど、おそらくハンドメイド業界では、マーケティングっていったら、単純に市場調査もしくは顧客ニーズ、そのあたりを指すと思います。


でね、これをね、えーと安易に取り入れるとクリエイターとして危険ですという話をしたいんですよね。どういうことかというと、あのね、まあね、商品どんなもの作ったら売れますか、とか、どうしたらネットショップ買ってもらえますか、なんて漠然とご相談いただくときあります。


でね、これに対してね、まあ、この動画でも何度もお話ししていますが、商品てね、クオリティーの良いの当たり前です。ある程度以上の商品であることは当たり前ですが、あの、一番大切なのは、売り方なんですよね。


いかに宣伝して、いかに知ってもらって、いかにね、あの~売るかって言うことが、一番大切で、イコールそれが、売るということなんですよね。


まあ、簡単に言うと、どんなに素晴らしいね、例えばお豆腐屋さんで、もう究極のお豆腐作ったとしてもですよ。一丁30万円くらいだしてもいいような、材料にこだわったとしても、それがね、山奥にある、もしくは、もう無人島にあってね、そして一切、宣伝しない、誰にも知られていないっていう状態だったら、そのお豆腐売れる訳ないんですよね。分かりますよね?この感覚ね。


だけど、ハンドメイド作家さんね、売れないっていう人ね、多くはね、この状態に貴女いますよっていうことがね、理解できないっていう方多いです。

市場調査・顧客ニーズを取り入れるのは危険!?

でね、まあね、売れない、どうしようってね、焦った方が、私のね、動画見てくださったり、同じような、まあ、コンサルの先生のところにお申込みしたりね、お話しを聞くようなね、機会を設けたり、お勉強される方ね、多くいらっしゃると思いますね。


minneの和田まおさんがなさっている色んなクリエイター向けの販売についてレクチャーしてくださるようなもの、ありますよね。でね、そういうのを沢山見ているうちに、自然とマーケティングだとか市場調査、顧客ニーズって言う言葉入ってくると思います。


でね、お客様のね、ニーズにこたえるのが、商品を売るための一番大切なことだみたいな風にね、思うのは、ここがね、とっても危険だって話しますね。

あのね、これはもう大正解です。大正解であるとも言えるし、違うんだともいえるんですよね。貴女がどこにいるか何ですよ。

大企業と個人ではやり方が違う


ちょっと1個難しいこと言いますね。もしもね、本当にね、この先、きちんとね、商売していきたいと思ったら、次の言葉、検索してください。「ランチェスター戦略」っていう言葉をぜひ検索してみてください。

そしてざっとでいいので、その概念が何かって言うのを知って下さい。そうすると、貴女自身が今どこにいるのかっていうのが分かるんですよね。今どこにいるのかっていうのが分かれば、大企業と同じことは出来ないっていうことが分かります。


でね、大企業と同じことをしないっていうことに、このマーケティングがかかってくるわけです。詳しくお話ししますね。


あのね、例えばですね、えーっと、貴女が洗剤の会社にお勤めだとして、今ね、どういう洗剤がね、これから新商品として出したら世の中に受け入れられるかってマーケティング、市場調査するってなったときに、マーケティングはプロの人たちがいても、そういう会社もあるので、基本的にはそういうところにお願いしたり、会社の中でしたら、専門の部署があるわけです。


そこでお客様にね、実際、沢山呼んでね、試してもらったりとか、アンケートをとったりとか、街の声を拾ったりっていうのは、いろいろ皆さんやっている訳です。「この秋はフルーティーな香りのものでいこう」とかね。「いや、赤ちゃんの香りでいこう」とか、なんか色々決めるわけですよね。会社で、データをもとに。


そうして商品が沢山作られて、沢山、宣伝、コマーシャルして、一気に沢山の場所で売られるわけですこれが企業がやるマーケティングなんですよね。ここで上級者の皆さんだったらお分かりいただいていると思います。

大企業と同じ商品を扱ってはいけない


この沢山作って、沢山宣伝して、市場調査できたとしても、顧客ニーズが出来たという前提です。でね、顧客ニーズを知れたという前提で、商品を沢山作って沢山宣伝して、沢山流通させて、沢山の場所で販売するっていうことが、個人のハンドメイダーでは、かなり難しいことだっていうのはね、お分かりいただけると思うんですよね。


でね、だからね、大企業と同じ商品を扱ってたら、絶対に、このやり方をしてはいけないっていうのが、まず、分かって頂けたかと思います。じゃあ、どうするか、なんですけれど、顧客ニーズを取り入れましょう。市場調査しましょう。はい、分かりました、じゃダメなんですよね。


クリエイターはね、ベルトコンベアで流れてきた商品を何も考えずにね、組み立てて販売している訳じゃないんですよね。貴女自身が貴女のお客様に対して、貴女がベネフィットを売っている訳です。


貴女から商品を買うお客様が、何を求めているのか、っていうことが一番大切であって、市場調査でね、安易に洗剤だったら、フルーティーな香りが流行っている、好まれている、アクセサリーだったら、OLさんが小さ目なものを好んでいる、秋の色が入ったようなものを好んでいる、子供服だったらね、華美じゃないものが流行っているとかね、ユニクロがめちゃくちゃ売れているとかね、そういうことは、一切、真似しちゃいけない訳です。分かるかな?

大企業を真似してはいけない理由


あのね、この一番真似しちゃいけない理由っていうのは、大資本を持っている大企業には勝てないからですよね、全ての面で。

なので、私たちは、もしくは大企業と同じ商品を同じような商品を扱っている会社っていうのは、さっき話したランチェスター戦略に基づいて、販売場所であったりとか、販売する商品自体であったりだとか、ターゲティング、あの、売るね、ターゲットの決め方とかね、ぜーんぶ変わってくる訳なんですよね。


だからね、単純に言葉だけ取り入れて、市場調査する、顧客ニーズに応えるっていうことをクリエイターがやってしまうと、貴女はベルトコンベアの中の一人になってしまうんですよね。貴女の仕事は貴女のお客様に貴女の価値を売ることなんですよ。

市場調査の難しさ


ここで商品の考え方とか、貴女のブランドのコンセプトのヒントになるようなことをお話ししますね。あのね、例えばね、えーと、貴女に質問です。

私が、大好きなね、リトアニアのお菓子、ルールっていうのをね、貴女が好きですかって、今、私は貴女に問いました。このね、リトアニアのルールっていうお菓子、貴女は好きか嫌いか、私に応えて下さい。


ね、分からないですよね。好きか嫌いか答えられないんですよね。だってね、貴女はね、リトアニアのルールなんていうお菓子見たことも聞いたこともないからです。私もありません。今テキトーにね、言葉ならべただけです。何ならリトアニア、もちろん行ったことありませんしね。


でね、人っていうのは、目に見えないものはね、好きか嫌いかって答えられない訳です。でね、市場調査するときに、お客様ってね、好きか嫌いか、例えば新しいシャンプーの容器をね、A/B/Cの形でね、目の前に並べられて、初めてね、これがね、Bタイプを30代主婦はBを選ぶ人が多かったとかね、50代主婦はAを選ぶ人が多かったとか分かるんですけれど、貴女の商品はまず、そのように市場調査することは難しいと思います。

市場調査には費用も時間もかかる


でね、多くの人の場合はね、その市場調査自体が、顧客のね、ニーズをね、聞くってことが難しいので、本当に感覚的なものになっちゃうんですよね。貴女が知っている、もちろん、私も知っている、多くの一般的な感覚でしか、物事が捉えられなくなっちゃうんですよ。


さっき言ったみたいに、秋だったら、秋色のものとか、OLさんだったら会社につけていって違和感のない大きさの物が好まれるだろうなっていう、ザックリした先入観から入ります。実際、沢山のOLさんを呼んで、商品を並べてね、100人中30人がAを選びました、じゃあ、私の今年の秋の商品はAでいこうなんて、資本のあるクリエイターさん少ない訳ですよね。


尚且つね、私が危険だっていっている、一番危険だって思っているのは、貴女ね、本当にね、Aが30人いたからっていって、それ作って販売してクリエイターとしてどうなんですかっていうのを聞きたいんですよね。何のためにハンドメイド作家になっているんだって言うことを問いたいんです。


貴女はアイディアがあって手先が器用で、作ったものがお友達や家族、周りの人に褒められて、あ、いけるかもしれないな、これ仕事になったらいいなと思って、この業界に入ってきたと思います。そういう方がほとんどだと思います。それなのにね、他人が好むものね、作ってね、いいんですかっていう話をしています。

クリエイターとして新しい価値を作り出す


ここでね、まあ、きっとね、コンサルさんの中にはね、市場調査もしつつ、市場調査のものも取り入れつつ、自分のね、商品とね、上手く融合させて、それを出していきましょうねって言う風にね、レクチャーする方もきっといらしゃると思うんですよね。それも一つの考え方です。

それも一つの考え方だと思うんですけれど、毎回、毎回、市場調査するとお客様の感覚ありきなんですよ。市場の感覚ありき。さっき言ったリトアニアのルールっていうお菓子、誰も知らないわけですよ。


でもね、貴女はクリエイターとしてリトアニアのルールを作り出して、それをお客様の前に出して、リトアニアのルールを出して、いいんですよ、リトアニアのルールを食べたら、こんなに良いんですってよいうことを訴えるお仕事をしているわけですよ。分かるかな?

自分の世界観を大切に


今日、本当に上級者さん向けです。だから安易に市場調査とか顧客ニーズとか、いいんですよ、それ取り入れて資本もあって自分の世界観なんてどうでもよくて、お客様のニーズに寄せてお金になればいいんだって、もちろんお金大切です。割り切れる人はいいんですよ。


でもクリエイターとして、せっかくハンドメイド作家として頑張って築いてきたものあるじゃないですか?でね、貴女のブランディがあるじゃないですか?ぜひ、その辺を、その辺を殺さないやり方でいってほしいと思います。


ハンドメイドって、それが出来る唯一とは言わないけれど、唯一無二とは言わないけれど、かなりご自身の感性やブランディングがね、活かせるお仕事だと思うので、その辺ぜひ安易に顧客ニーズとかマーケティングとか、取り入れないっていうか、表面的なことだけをさらわないで、それがどういう意味であるのか、自分にどうやって落とし込むのか、どうやって自分のブランドに活かしていくのかっていうことをね、上級者さんね、ぜひ考えてモノづくりして、宣伝、発信、販売していただきたいっていうことをお話ししますね。


ちょっと難しくなったと思う。分からない方、ぜひね、個別にコンサルお申込みください。私の場合はですね、あんまりね、趣味の方を一対一でお教えはしていません。皆さん、本気の方ばかりです。


あの、もうちょっとね、簡単に、緩くやりたいんだって方は、動画を見ていただくか、初心者さんを対象に教えているような、レクチャーしているようなセミナーですとかね、そういう先生のもとに通われるといいと思います。

東急東横線学芸大学駅徒歩2分、ボンボンチェリーハイジの店では、国内外で活躍するクリエイターさんの素晴らしいクオリティーの商品と、私の日本一邪魔になるアクセサリー販売しております。秋の新商品販売しています。ぜひ、遊びにいらしてくださいね。お待ちしております。

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