【質問】なぜハイジさんは原価×3倍という価格設定に反対するんですか?にお答えします。

販売テクニック

原価×3倍=売価に反対する理由

はい、ボンボンチェリーハイジです。今日はですね、「何故ハイジさんは原価×3倍という価格設定を反対するんですか?」というご質問にお答えしたいと思います。


このチャンネルはハンドメイド販売なさる方にとって、知っていたら有益であると思われる情報を発信しています。私自身もハンドメイド作家であり、こちらにあります東京都目黒区にありますボンボンチェリーハイジの店のオーナーでもあります。そして、ハンドメイドで起業を目指す方のコンサルのお仕事もしています。このチャンネルはハンドメイド販売なさる方の役に立つと思われる情報で構成していますので、ぜひ参考にしてみてくださね。


あのね、えーと、まあ、値決め、価格設定で、私が常々言っている、私が商品の価格を決めるときに、これをした方がいいですよ、というお話しをしている方法を、また反対の考え方で、原価×3倍っていうやり方をしている方が多い訳です。


それに対して私は違うやり方を勧めているので、「何故ね、原価×3倍反対なんですか?」っていう質問ありました。動画を色々見ていただけると分かるんですけれど、パっとね、この言葉だけ聞いちゃうと、そう思う方、多いと思うんですよね。

だから、もっと具体的なことをお話ししますね。それを聞くと、やはりご自身も、「単純に原価×3倍ではいけないんだ」っていうことに気付いていただけると思います。

業界の常識や相場感


よくね、例に出すのがね、ラーメン屋さんなんですよね。ラーメン屋さんのね、飲食、飲食のなかだとラーメン屋さんが身近で分かりやすいかなぁと思うので、例に出すので、ラーメン屋さんに恨みがあるとかじゃないんですね。私自身、ラーメン大好きですし。分かりやすいので今日もまたラーメン屋さんで話しますね。


あのね、ラーメン屋さんはね、何処のラーメン屋さんも、大体同じような材料で、それでね、大体同じくらいの規模でね、同じような値段設定で、商品を出す訳です。で、価格設定もね、大体飲食はね、上代、値段の30%から40%が多い、それくらいが普通だって考える、それもどうかって思うんですけれど一般的にはそういう風に言われています。


皆そんな中で、じゃあどうやって価格設定するか、どういう風に利益を出すかって言う風に、皆さん一生懸命考えてお仕事に徹している訳です。でね、きっとね、これからラーメン屋さんを開こうと思う方もね、大体同じようなやり方してしまうと思うんですよね。

原価×3倍=売価をお勧めしないのは「利益が出ないから」


でね、私が普段、×原価、×3倍をお奨めしない理由もね、本当ね、一番大きな理由の一つが利益が出ないからです。ここで利益が出ないからって言っちゃうと、じゃあラーメン屋さん利益出ていないかって言うとそんなことなくて、きちんとお店を構えて商売なさっている、もしくはチェーン店のラーメン屋さんっていうのは、とにかく原価を抑えることを、一生懸命やっていての30%とか40%とかな訳で、きちんとね、利益を出すために値段を決めているはずなんです。


でも、そういう風にしていかないと、絶対に純利益が出ないので継続出来ないはずなんですね。持ち出しが無い限りは。


なのでね、ハンドメイド販売なさる方がね、単純に貴女が作るものが、まあ私だったらアクセサリーなんですけれど、アクセサリーパーツ、例えばこれが原価が2,000円かかりました、2,000円で買いました、として、じゃあ3倍の6,000円という風にね、決める方多いんですけれど、それは本当にね、大間違いなんです。


そんなことしたら絶対に利益出ないんですよ。まあ、ご存じの方も多いとは思うけれど、これをね、このパーツをね、買いに行く電車賃とかね、交通費もしくは買って送ってもらう送料ですとか、在庫を置いておく場所ですとかね、あと貴女の人件費ですよね。作るのにどれだけの時間かかったかとかね。


まずね、原価3倍でやってしまうと、もうそういう人件費とか交通費、光熱費とか、なんなら土地代ですよね、そいういうの全く無視している訳です。無視しているから、本当は商品のね、原価がね、原価率が30%なんてとっくに超えちゃっているはずなんですよね。

利益を出すための「原価計算」


でもね、私は超えててもいいって考えている方は、きっと利益っていうことを全く無視しているはずです。何故、原価率っていう言葉があったり、原価計算しなきゃいけないかっていうとね、うちみたいな小売店もそうですけれど、企業とかメーカーも物を作って販売するっていうところは、皆、この数字を求めなければ、利益の計算が出来ないから、原価計算をする訳です。


原価率何%って、でね、多くのハンドメイダーさんがおそらくやっていないことがあります。それはね、月初と月末に在庫がどれくらいあるのか、貴女がね、これからアクセサリー、今アクセサリー出しますね。


貴女がこれからアクセサリーをね、作るための在庫はどれくらいあるのか、今月何個完成していて、それがまだ売れずに在庫としてどれくらい残っているのかっていうことも、本当でしたら計算する訳です。それで、初めて原価率って出るんですよね。


なのでね、えーとね、30%の人なんか、在庫の状況によって、原価率、本当は40%になっちゃっているなんてこと、よくある訳です。個人でハンドメイドなさる方、そこまで計算している人少ないと思うんですよね。計算しているんだったら、3割だろうが4割だろうが、私はいいって思うんですけれど、原材料費×3倍にしちゃいけませんよっていっている理由は、多くの人がざっくりと、どんぶり勘定だからなんです。

利益を出すための価格設定


私自身は実はハンドメイド始めたばかりのときは、どんぶり勘定でした。でも、自分自身がどんぶり勘定だと分かっていたので、きちんと利益が出るような値段設定を、始めからからしていました。それでも今思うと低かったんですよね。


だからね、原価×3倍って単純にやっていしまうと、実は大きく赤になっているのが普通なんですよね。きっちり計算していない方は。


後ね、何度も繰り返し言ってますけれど、大手のようにね、大量に仕入れて、原価率を下げるっていうことも、個人のハンドメイダーは中々しにくい訳です。なのでね、企業でしたら原価率を下げるために努力しているはずなんですよね。

だけど個人のハンドメイダーの方は、そこまでしない方が普通なので、原価率が高いままが普通な訳です。だからね、「ハイジさんは、何故ね、原価×3倍っていう価格設定に反対するんですか?」っていうことに対しては、私のお答えは「利益が出ないから」です。


その理由は、「ほとんどの方がざっくりとどんぶり勘定しているうえに価格設定が低いから」です。わかったかな?まあね、原価、原価率、価格設定に関しては皆さんね、マインドブロックかかっている方が多いので、少しずつね、何回もお話ししていきたいと思います。

東急東横線学芸大学駅徒歩2分、ボンボンチェリーハイジの店にも、ぜひ遊びにいらしてくださいね。お待ちしております。

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