個性が強いクリエイターがぶつかる壁
はいボンボンチェリーハイジです。今日はですね、個性が強いものを作っているハンドメイド作家さんに、ちょっと私の体験を交えてお話ししたいと思います。
このブログでは、ハンドメイド販売初心者さんに向けて、有益だと思われる情報を発信しています。私のブログを見ていただければ、最低限の活動がスタートできる内容に構成しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
うちの店に来てくださったり、私のインスタなどを見てくださっている方は、実は私が物を作る人間だってことをご存じかなって思うんですけれど。今、こうやって店主としてコンサルタントとして情報を発信しているので、作ってる人間じゃないんじゃないかって思ってる方もいらっしゃると思うんですね。実は私ね、アクセサリーを作ってるんです。
ご覧いただくと分かるように、「日本一邪魔になる」っていうコンセプトで作っていて。宇宙飛行士とか、お星様、水玉に数字、まぁ、お薬の入った指輪とかね、今日はね、私のように、ちょっと個性が強いクリエイターさんが、恐らくぶつかるであろう壁みたいなものをね、振り返ってお話ししたいと思います。
ハイジの販売歴
私自身は、一番最初は、割とコンサバな街、東京都目黒区自由が丘にあるクリエイターの商品を扱って販売してくださるお店に、普通に買い物に行っていて。そこで経営者の方に私が着けていた、今ちょっと無いんだけれど、白熊ちゃんを使ったピアスをしていて、「それ可愛いどこの?ほしいわ」と言われて、「私作ったんです」って会話から、「じゃあ、うちで置きませんか」って、これが初めての委託先だったんですね。
そこの経営者の方は、こういうクリエイターのちょっと遊んだようなデザインの物がお好きで、私以外のハンドメイド作家さんも、5~6人いたのかな、割と個性の強いようなね。アクセサリーは私だけだったのかな、羊毛フェルトの作家さんですとか、陶器に焼いてオブジェなどを作っている方とか、色々いらしたんですけれど、まぁ皆さん個性的な面々が集まっていました。
ただ実は経営者の方には、ずっと街柄がコンサバな街だし、お店自体も、どちらかというと、お客様もコンサバな方多いので、もうちょっと違う店を探したほうがいいよ、くらいなことをずっと言っていただいていたので。私は迷わず、ラフォーレ原宿の中にあった老舗で、ラフォーレの立ち上げと同時に入っていたテナント、「Dahlia」さんていう、それは個性溢れる商品が沢山並ぶお店に委託をお願いして、3年ほどお世話にになりました。
私、色々委託をお願いしたり、色んなイベントに出たり、タレントの千秋さんの主催するハンドメイド販売イベントでも2年ほどお世話になったり、デパートとか色んなお店においていただいて、販売の経験はいっぱいあったわけですよね。
そうすると売れるとこ、売れないとこ、段々分かってくる訳です。私の作るような個性的なものは、例えば新宿伊勢丹の1階とか高島屋さんの1階、アクセサリー・ジュエリーが置かれているところには、置かれないんですね。
Dahliaさんが無くなるってことが急だったので、別の委託場所を探す余裕もなくて。それで私は慌てて自分の店を持ったのです。私もいい年ですし、今からパートに出ようか、再就職しようかなんて、迷っていたところもあったんですね。子育てもひと段落して。でも年齢的にね、色々もう探したり迷ったりしている余裕がないなって思ったんで、思い切って、店を持つことにしたんですけれど。
売れない理由は商品のせいじゃない
ちょっとお話しが遠回りしちゃいました。私と同じように、私よりも更に個性が強いようなものを作っているハンドメイド作家さん沢山いらっしゃるんですね。
そういう方がおそらく、ぶち当たる壁っていうのがね、今はまだ初心者さんは委託先も無いかもしれないし、イベントも本当に小さいものにちょっとだけしか出たことないとか、ネット販売も細々となさってるとかっていう方多いと思うんですけれど。順調に伸びていってらっしゃる方も沢山いるし、委託先、レンタルボックスに勇気を出して申し込んだのに、なかなか反応が悪い方もいると思うんですよね。
そういう時に、私自身もそうでした。何か私が作るものがダメなんじゃないかって。世の中に受け入れられないって。好きなのは私だけかもしれない、みたいなね。
もちろん販売するまでにも、友達がいいって言ってくれたとか、欲しいって言ってオーダーいただいたのが重なって、少しは自信をもって、「これはいけるかも」って思っていたはずなのに。いざ「お店に出します」、「イベントに出します」っていうとね、「え、なんか周りの人こんなに売れてるのに、どうして私だけ」っていうことあったんですよね。
もちろん私だけメチャクチャ売れてるってこともあったんです。これ、回を重ねて冷静になって考えてみたら理由が分かったんですよね。当然なんだけど、売れるときは、こういう物が好きな人が集まるような場所だったり、私の告知が上手くいって、こういうのが好きな人がわざわざ足を運んでくださったり。後はネットのほうとか、直接オーダーいただいたりってことがあって、これが欲しい人に情報が届いていたわけですよ。
個性的な商品が売れない理由
売れないイベントっていうのは、残念ながら、手違いっていうか、間違っちゃったというか、知人に頼まれてよくリサーチしないでただ出しちゃったっていうか、ポップアップだったり、ちょっとしたショッピングモールでの期間限定の催事みたいなやつ。
全然なんか動かないなって思って、写真送ってもらったりなんかしたら、当然なんですよ。私以外はこんな人いないんですよ。皆さんね、これはいい悪いの問題じゃないんですよ。
こういう風に個性があるアクセサリーを付ける人と、シンプルなアクセサリーをつける人がいる。例えば、医療関係の方は最低限しかつけられないとか、つけても本当に小さいピアスだけとか。幼稚園とか学校の先生だったり、普通のOLさん、お勤めの方も職場によっては大きなもの絶対ダメとか、大人しくて尚且つデザインがないものしかって、いまだにそういうことあるんです。
もちろん、そういうもの大好きだって方も沢山いて、それはそれでいいんです。で、まず、こういう個性のある人間は、そこに入れちゃダメだってことです。私以外に、10人とか20人とか出るようなイベントで、商品だけ預けたりとかして、蓋あけてみたら1個も売れなかったみたいなこと、過去に2回くらいあります。
で、どっちも、理由は今は分かっています。最初1回目は天候に左右されたってことと、やはり、個性的なものが好きそうな方が、全然集まらない場所に出してしまったっていう。2回目はスペースの問題とか、やはり、こういうものが好きそうな人が全く通らないようなところに出してしまったこと。
貴女の作るものが好きな人に向けて発信する
時々「どこそこに出しているんだけれど、全然動かないので、もう止めたほうがいいですか。」という相談を受けるんです。あとは、ネットではメチャクチャ売れている、とか、ご自身の出しているイベントでは完売しちゃんだけれど、「どうもレンタルボックスはうんともすんとも言わない」とか。
そういうご質問とかご相談あるんですけれども、それはね、よく周りを見て下さいね。貴女の好きそうな、貴女の作る物ね、好きな人が集まる場所かっていうのを見てもらいたいんです。
でね、もしも、好きな人が集まりそうな場所だった場合はね、単純に貴女の物がそこにあるってことが知られてない可能性高いです。「貴女自身はSNSとかね、Twitterとかインスタとか、なんでもいいんですけど、発信していますか」っていつも聞いています。
やっぱりクリエイターさんは作るのが一生懸命で、Twitterしかやっていません、それもね、「疲れた」とか「何かを食べたい」とかだけで、商品は載せたこともありません、とかね。案外そういう方いらっしゃるんですよ。
それ本当にもったいないので、ぜひ、ブログとか、まあ私のようにYouTubeまでって人は少ないかもしれないんですけれど、どんどんどんどん発信してくださいね。
貴女がこういうもの作っていて、「こういうものが、どこそこに行ったら買えるよ」「どこそこに行ったら売られています」「どこそこの通販サイトでも売ってます」って、どんどんどんどん発信して、委託とかレンタルボックスとかイベントとかを必ず周りをよーく見て、貴女の商品が好きそうな人が来てくれるかどうかを確認してくださいね。
落ち込む前に宣伝する
何が言いたいかっていうと、落ち込まないでってことなんです。これは今日伝えようと思ったのは、私自身が一瞬落ち込んだからなんですよ。落ち込んだっていうか、むしろ励まされたっていうか、私のアクセサリーを、繰り返し買ってくださる顧客の方にちょっと私、愚痴をこぼしちゃったんですよね。「こんなに可愛いのに、どうしてかなぁ」みたいな。
そしたらね「こんなにいいんだから、絶対大丈夫だから、もっとみんなに広く知らしめる活動をしなくちゃダメだ」って。あぁ、私自身がそうなんだなって、皆さんに言ってることが、私自身がまだまだ足りないっていうね、認識しました。
なので、私と同じようにね、少し個性が強いものを作っている人は、落ち込む前に宣伝していこうねってお話しです。私も頑張ります。
東急東横線学芸大学2分ボンボンチェリーハイジの店にいらしてくださいね。私、実はハンドメイド作家なんです。お待ちしております。