ハンドメイドでチャンスを掴めない人とは
ボンボンチェリーハイジです。今日はハンドメイド販売でチャンスを掴めない人の3つの特徴についてお話ししたいと思います。
このブログでは販売初心者さんに向けて、知っていたら有益であろう思われる情報を発信しています。私自身も販売初心者のときに、どんな情報をどこから取ったらいいかということをよく分からなくて、すごく苦労した経験があります。そういった販売初心者さんに、このブログを見ていただければ、最低限の情報が手に入るようにと構成しています。参考にしてみてくださいね。
今日のテーマはですね、私はセレクトショップをやっているのもあって、普段クリエイターさんも出入りしますし、アクセサリーやセレクトショップが好きな方が集まるんですけれども。お客様の中に実は、「私自身も物作っているんです」という方が、とても多いんですね。
ストレートに委託を申し込んでくる方も沢山いらっしゃいます。あとは、私自身どう判断していいか分からないんですけれど、単純に私に自分の作った物の写真を見せて下さるっていう方もすごく多いんです。
そんなお客様を見ていて、「チャンスを掴めないなぁ」と思う3つの特徴があったので、お伝えしますね。
まず第一は、謙遜しすぎる人。
第二は、上ばかり見る人。これは高みを目指すということではなくて、自分より上にいる人ばかりを見て落ち込みがちな人のことですね。
第三の特徴が、「なんのために販売するのか」が、きちんと決まっていない人ですね。
私に写真を見せてくださるお客様が、この3つの特徴を持っている方が多いんですけれども。結局ね、3つ揃っちゃうと、まず販売に全然踏み出せないんですよね。具体的に、その理由ちょっとお話ししたいと思います。
謙遜しすぎてチャンスを掴めない人
まずね、謙遜し過ぎちゃう人。中にはね、その写真で見せてくれたり、あと時々ご自身で作ったもの、例えば、カバンですとか、お洋服ですとか、色んなアクセサリーですとか、身につけてうちの店に来て下さる方っているですけれど、本当に素敵で「私ほしい」って思うようなね、物を作る方も沢山いらっしゃるんですよね。
実際に、プロの方も何人かいらっしゃいました。プロっていうのはデザイン会社で働いていて、そこでプロとして製造に携わっていたりとかね。その方が退社されて趣味で作っているとか。プロのデザイナーさんが、今はリタイアして趣味で作ってらっしゃるとか。
プロの方で、「自分はもう販売とか、製造とか携わりたくない、趣味だけでやりたい」って方はいます。そういう方は今回の話とは関係ないんですね。
私に写真を見せて下さる多くのお客様はね、恐らく、店主である私に判断してほしいと思うんですよね。判断してほしいと思ってらっしゃるようなんですね。ストレートに委託を申し込まれた場合は、お答えできるんだけれども、それ以外のときは、特にジャッジはしていないんですね。
よっぽどメチャクチャなものでなければ、皆さんクオリティが高いんですよね。今は情報も色々とれますし、もちろん昔からハンドメイドの作り方の本も沢山出ているので、作ることは上手なんですね。
単純に「それは良くできていますね」とか、「素敵ですね」ってお話しをするんですけれど、「うちの店で置くレベルですよ」とか「置かないレベルですよ」とか、そんなこと絶対言いません。
「丁寧に図々しく」という姿勢で
もちろんね、ストレートに委託を申し込んでくださって、お断りをしなくちゃいけないという方には、お伝えするんですけど。それでも、謙遜しすぎる人って、まず委託も言い出してくれないわけですよ。
ハンドメイド販売初心者さんで、「委託してほしい」っていうレベルの人は、なかなか出会うチャンスがないのが現実なんですけれど。それにしても、謙遜し過ぎちゃう方って、色んな事チャンス逃しちゃいます。
商売って、多少、図々しいっていうかね、丁寧に図々しく、そういう姿勢が大事かなって思うんですよね。だから心のどこかに、「売ってみたいな」とか、「誰かに私の商品を持ってもらいたいな」って思っている方は、「私なんてまだまだ」「こんな商品自信がない」なんて謙遜する心は、横に置いといたほうがいいなって思います。
上を見すぎて自信がなくなる
次は、上ばかり見ちゃう人。
これ、ちょっと謙遜しすぎる人と似てるんですけれど、ハンドメイド販売を始めると、チャンスって巡ってくるわけです。例えばね、今まで知らなかったようなイベントに出店しませんかって、誘われたりして。それが、出店している人を見ると、クオリティが高い人ばかりで、「自分はまだまだ」なんて思っちゃったり、「まだまだそのレベルではありません」「もっと勉強してから」っていう方いらっしゃるんですよね。
私、クリエイターが集まるような場所で知り合った方で、ネット販売を中心にされてて「うちの店で取り扱いしたいな」って思う方いらしたんですよね。
声をかけようと思って、会話するチャンスがあったのでお話ししていたら、もっとご自身のブラッシュアップされたいということで、「学校に入ります。」と。専門の学校に入りなおそうと思ってますっていう話だったんですね。
それで、「じゃあ、そんな専門の学校に入っちゃうんだったら、時間的に難しいんだなぁ」と思って、少し様子を見ましょうと私も思って、その時は「本当に素敵な物をお作りになってますね。」ってお話ししてお別れしたんですけれど、この上の人ばかり見て、「私はまだまだ」って言う方に共通したポイントがあるんですね。
何かっていうと、「新たに勉強しなおそう」っていう方が多いんですよ。もちろん勉強することは悪いことではなくって、機会やお時間とか金銭的なことが許せば、私も今からでももうちょっと勉強したいって思っています。ただ、それと同時に販売も並行してやっていくほうがいいと思うんですよね。
上を見て「自分に自信がないんだ、もうちょっとブラッシュアップしてから」と言って、学校行ったりだとか、勉強し直したい方は、何故か販売をやめてしまったり、滞らせるような感じになってしまう方多いんですよね。
だからね、上を見るのもいいんだけれど、現実、自分が作ったものをどんどん発信する、沢山の人に見てもらう機会を作って、それで勉強もしながらっていうのがいいと思います。そいういう意味ではチャンス逃しがちだなって思いました。
何のために販売するのか
最後3つ目の、「何のために販売するかをきちんとご自身で理解出来ていないタイプ」。このことは、聞いてもピンとこないかもしれないんですけれど、たぶん、ここがちゃんとしていないと、値段をつけたりするのも、恐らく迷ってしまうんです。
例えばね、私自身でしたら、もともとハンドメイドを趣味で好きでやっていましたけれど、アクセサリーの販売をしようと思ったときは、自分の中で、「アクセサリー販売で、アラフィフの女とか、大人の女を『幸せにしたい』『楽しくしたい』」という気持ちありました。
まぁ、こういうのって、好き好きありますけれど、私自身は、個性的なアクセサリーを身につけることが楽しいって思うので。こういう感覚をどんどん広めたいって思ったんですよね。そのために、私みたいな女にね、ぜひ、この情報を届けて売っていきたい、買って欲しいという風にスタートしています。
なので、これは、他の動画でもお話ししていましたが、自分のターゲットを絞って、どういう方に買っていただきたいかを、具体的に描くことで値段も決めやすくなるし、コンセプトもぶれないっていう風に、お伝えしてます。
なので、何となく趣味で始めて、何となく通販サイトで売り始めちゃった人はね、様子をうかがうような感じにになっちゃうんですよ。自分と同じような物を作っている人たちを見てね、値段を決めちゃうんですね。「自分の商品は、これくらいの物で、この通販サイトではこの値段で売られている」って。
でね、自分は初心者だから、それよりも安くしようとか、同じくらいにしようとかね、そういう風に値段を決めがちなんですよ。結局ね、価格競争に巻き込まれちゃうんですよね。誰かと似たような設定にしてしまうと、その中でお客様は比べちゃうので、「より安い方に」となっちゃう訳ですよ。
そうなってくると恐らく、販売自体も面白くないし、作ることも、段々と自信が無くなってきちゃうと思うんですよ。なので、自分が何のために売るのか、きちんと考えたほうがいいと思います。
ハンドメイドが「お金のため」でもOK!
こういうことを言うと、嫌われちゃうかもしれないんですけれど、「お金のため」でもいいんですよ。生活費のためとか、お子さんの学費を稼ぎたいとか、ご自身のお小遣いでもなんでもいいんです。
物を売るって、商売って、職業に貴賎なしとは思っていませんけれど、貴女が物を販売するってことに対しては、誰も何も言っちゃいけないんです。ハンドメイドだと誤解があるんですよね。どういう売り方をしている人がいても、誰も責められないんですよね。それが欲しいっていう方がいれば。売る人がいて、買いたいっていう人がいればいいんです。
ハンドメイドもお金のためだけに、どういうものが売れているのか、どういうものを創れば利益が沢山出るのかって、そういうのをご自身できちんと調べて。そういう売り方をしても構わないんです。ハンドメイドだから絶対魂こもってなければいけないってことは無いんですよ。
そういうのは全然いいんですれど、いずれにしても、お客様に商品届ける、1円でもお金をいただくってときに、何のために販売しているのかっていうのを、きちんと考えている方がチャンスを掴めると思います。
まあね、ハンドメイダーはこういうお話し嫌いって方はいらっしゃると思うんですけれど、特に販売初心者さんは色んなことが自信がなくて引きがちなんですよね。
だから、もうちょっとドーンと自信をもって、貴女が作る物を待っている人がいるので、自信をもって発信していくってことをしてもらいたいと思います。
東急東横線学芸大学駅徒歩2分ボンボンチェリーハイジの店にも、ぜひ、いらしてください。沢山のクリエイターさんの商品が、きっと刺激にもなるし、勉強にもなると思います。頑張ってください。